暑かった夏も終わり、朝晩は冷え込む季節になりました。10月は気温が高く、雨の多い気候となる予報ですので注意してください。
花巻地区では、マイコプラズマ感染症が小・中学生で流行しています。早めの受診や検査をお勧めします。新型コロナは患者数が減ってきましたが、子どもでも週に数人は陽性者がいます。手足口病やアデノウイルスなどの夏風邪も患者数が減ってきました。水痘は数カ所の施設で流行し、ワクチンの接種後でもかかる可能性があります。
今月は『子どもの近視対策について』のお話をします。
東京都内の調査では、小学生の76.5%、中学生の94.9%に近視があり、近年増加傾向にあることがわかりました。原因としてはスマホ、パソコン、タブレット学習の普及で近くを見る機会が増えたことや外遊びが減ったことが挙げられます。近視の原因は遺伝要因(両親のどちらかに近視があると子どもが近視になる確率は2倍)と環境要因(スマホなどの目から近い距離での作業「近業」が増えるほど近視のリスクが高まる)があります。スマホやタブレットなどの近業は20分以内にとどめ、近業を中断してから少し遠くを20秒くらい眺めると眼精疲労を軽減します。野外の明るいところ(木陰でもよい)にいると近視の進行が抑制されます。遠くの山などの景色を眺めるのも良いでしょう。
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